敷地が狭くても、うまくいく。

──“小さな店舗”だからこそ生まれるチャンスと強み

「理想の広さはあるけど、現実は10坪未満…」
「狭いと不利な気がして、つい見送ってしまう」

そんな風に、“広さ”で悩む方はとても多いです。
でも実は、敷地が狭い物件には、狭いからこそのチャンスと強みがあるのです。

今回は、飲食・物販・サービス業において、
狭小スペースでも売上をつくるコツと、成功事例に共通する視点をご紹介します。

■ なぜ「狭くても成立する店」が増えているのか?

都心部を中心に、5坪〜10坪未満の物件を活かした小規模店舗が増えています。
その理由は大きく3つあります。

① 家賃が抑えられる

当然ですが、敷地が狭ければ賃料も抑えられることが多いです。
同じエリアでも「10坪以下」の物件と「15〜20坪以上」では月額10〜30万円の差が出るケースも。

その分、売上のプレッシャーも軽くなり、
「試験的な出店」「1人運営」などチャレンジの幅が広がります。

② 回転率・客単価で勝負できる

狭い店舗は“少ない席数で効率よく回す”ことを前提に作るので、
・テイクアウト中心
・立ち食い形式
・完全予約制
など、“限られた空間で収益を最大化する仕組み”を持っています。

一人ひとりのお客様と向き合いやすく、
ファンを育てる距離感の近さも魅力です。

③ SNSとの相性が抜群

狭くて個性的な店ほど、「思わず人に話したくなる」ネタになりやすい。
たとえば:
• 「4席しかないラーメン店が話題に」
• 「幅2mの路地裏カフェがインスタ映え」
• 「1日30食限定、5坪のおにぎり専門店」

“狭さ”が逆にストーリー性を生み、
「知ってる人だけがたどり着ける店」としてバズる可能性もあるのです。

■ 業態別:狭小スペースでうまくいくポイント

🍜 飲食店(ラーメン・カレー・立ち食い寿司など)
• 厨房と客席の距離が近く、スタッフの動線が最小限で済む
• 仕込みや食器を減らし、省スペース化
• 回転率を意識したレイアウト(カウンター式・立ち食いなど)
• メニュー数を絞ってオペレーションを単純化

▶ 例)新橋や神田の「5坪以下ラーメン店」は、昼2時間だけでも数万円売上を出すことも。

🛍 物販(雑貨・古着・専門店)
• 商品を見せすぎず、テーマを絞ることで“セレクト感”を演出
• 一人のお客様との会話時間が自然と長くなり、リピーターがつきやすい
• ECやSNSと連動し、“発信型ショップ”として成立させる

▶ 例)中目黒の「5坪の文房具店」は、店主のセレクト力で全国にファンを持つ。

💇‍♀️ サービス業(ネイル・整体・カウンセリングなど)
• 完全予約制×1対1の空間づくりに最適
• 他の顧客が見えないことが安心感や高級感につながる
• 個人事業にフィットした運営コスト

▶ 例)自由が丘の地下3坪ネイルサロンは、単価8,000円〜で予約が埋まる人気店に。

■ 「狭さ」が強みになる設計・工夫とは?

敷地が狭い=制限がある、と思われがちですが、
成功している店には、以下のような“逆手に取った工夫”があります。

🪄「狭い」を魅力に変えるアイデア集
• 1人でも気まずくない、むしろ歓迎される空間設計
→ カウンター式・半個室風の照明・音楽で落ち着きを演出
• 見える収納=「見せるディスプレイ」に昇華
→ 棚・壁面・天井を最大限使って“狭さを楽しむ演出”に
• 厨房が見える設計=ライブ感が売りになる
→ 調理風景や盛り付けで魅せる → SNS映えに
• 予約制や時間制を導入して、混雑ストレスを回避
→「1時間○名限定」のような空間ブランディングにも◎

■ 小さいからこそ、続けられる。挑戦できる。

特に、飲食や美容などの店舗型ビジネスでは、
「とにかく広くて立派な店舗」よりも、“お客様との距離が近い空間”が価値になることが増えています。

そして何より、狭ければ人件費・光熱費・備品・設備投資…すべてがコンパクトで済みます。

だからこそ、
「自分の理想をカタチにする第一歩」として、
狭小スペースは絶好のスタートラインになり得るのです。

■ まとめ:狭さは弱点じゃない、“選ばれる個性”になる

物件選びのとき、つい「広さ」を基準にしてしまいがち。
でも実は、“狭いこと”自体が、
・運営のしやすさ
・親近感のある空間
・独自の世界観
を生み出す、最大の強みになることもあります。

🔸 店舗の第一歩に。
🔸 小さくても尖ったブランドを作りたい人に。
🔸 「自分らしい空間」で勝負したい人に。

小さいからこそ、自由になれる。

狭小物件を見つけたら、“チャンスかも”って目で、もう一度見てみてください。

◯会社概要
㈱店舗高値買取センター
住所:東京都荒川区西日暮里2-10-5 泉ビル1F
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