カフェ開業!立地、コンセプトなど開業に向けた物件選びのポイントを解説

「カフェ」と一言にいっても、店内の雰囲気や提供するメニューは様々です。そのため、事前にコンセプトを決め、店の完成図を具体的にイメージすることが何より重要です。あとからコンセプトや内装を変更するとなると、時間もお金も必要となりますので、なるべくイメージに近い物件を探すように心がけましょう。今回は、カフェの物件を選ぶ際の注意点とポイントを解説します。

コンセプト、メニュー構成を先に決めておく

上記でも述べたように事前にコンセプトを決定することが重要です。
例えばスイーツにこだわったカフェ、コーヒーや紅茶などの飲み物にこだわったカフェ、お酒も豊富なカフェなど、まずは店の方向性を決めましょう。提供するメニューにより、厨房の設計や設備は大きく変わります。例えば、「〇〇専門カフェ」の場合、提供するメニューが絞られているので、設備が少なく厨房も狭くて済みます。しかし、メニューが豊富になると、必要な設備や調理器具、食器等も増え、保管場所の確保も重要となります。

コンセプトや提供するメニューを事前に考え、どれだけ自分の理想の物件が見つかったとしても、物件のオーナーからNGが出る可能性があります。そのため、内覧時に店のイメージを伝えることはとても重要です。また居抜き物件を借りる際には、以前どのような店だったかも重要となります。以前のお店がカフェではなく、レストランだったのであれば、設備が多すぎて持て余すこともあります。その逆で以前のお店が簡素なカフェだったにも関わらず、自分がメニューの豊富なカフェを開業したい場合、設備が足りないということもあります。これを踏まえ、事前にメニューやコンセプトを考え、それに合った設備の物件を探すことがポイントです。

立地と外観は集客に直結

カフェは、第一印象が重要です。内装にこだわりを持つオーナーは多いですが、第一印象という点で外見にもこだわり、コンセプトと予算に合わせて店舗を決めましょう。最近は外壁にナチュラルテイストな造作が人気ですが、予算がない場合は、店の外に観葉植物を多く飾るだけでも雰囲気が出ます。

また、メニューの看板を置くスペースがあるかどうか、店が2階になる場合は、階段が分かりやすい場所にあるかなども確認しましょう。美味しいメニューを提供しても、足を運んでもらえなければ売上に繋がりません。分かりやすい立地の物件を選ぶこと、誰もが入りやすく、お客様が足を踏み入れたくなる外観づくりを意識することが重要です。

広い物件は工夫が重要

カフェは「くつろぎ」を提供する空間であると考え、く広い物件を借りたいというオーナーが多いです。しかし、カフェは客単価が低くく、回転率が低いというデメリットがあります。広い物件は、賃料が高くなるため、採算が合わないリスクもあります。そのため、回転率を上げる、客席数を増やすなどの対策が必要です。しかし、客席数を増やす場合、席の間に観葉植物を置くなどし、席同士が近くてもお客様がくつろげるような工夫をしましょう。

また、待ち合わせなど短い時間で使える気軽なカフェを目指すのも一つです。空き時間にコーヒーを1杯飲めるような雰囲気づくりを行えば、来客数の増加、回転率の上昇も見込めます。

売上と家賃の比率

物件を借りる際に重要なのが、売上に対する家賃比率です。居酒屋やレストランの家賃比率は売上の10%以下と言われています。しかしカフェは客単価と回転率が低いため10%以下は難しいです。そのため家賃比率が売上の20%程度になってしまうこともあるのが現実です。ひとまずは15%を目標に設定するのが良いでしょう。これは、家賃の7倍強の売上が必要ということになります。試算し、売上達成が難しいとなった場合は、集客の方法や客単価をアップさせる方法を考えましょう。

また、家賃が安い物件は、駅から遠い、目立たない路地裏にあるなど、立地が悪いケースも多いです。その場合、隠れ家的なカフェを目指すなど、コンセプトやメニュー構成を練る段階で、ファンを獲得しやすい内容にすることがおすすめです。

また、なんとなくの雰囲気だけで店づくりを進めると、うまくいかない可能性があります。そのため「なにを」「誰に」「どのように」売るのかを明確にし、コンセプトやメニューを設定して、理想のお店を作っていきましょう。

◯会社概要
㈱店舗高値買取センター
住所:東京都新宿区西新宿1-4-11全研プラザSpaces 4階
•HP : https://t-kaitori.com/
•撤退希望者向け : https://t-kaitori.com/lp/

一覧へ戻る