閉店の最適な時期を見極める方法とポイントを解説
「お店があまりうまくいっていないけど、まだ諦めたくない!」
そう思っているうちに、赤字になってるなんてことがあります。
今回は、経営者の方にとっては耳の痛い話かと思いますが、閉店の適切なタイミングを見極める方法やポイントについて詳しく解説します。
閉店のベストタイミング
見極めるポイントは、下記の通りです。
①資金が全てなくなる前
②経営状態が上がる兆しがない
③お客様がいらっしゃらない時間が経営時間の半分以上の場合
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
閉店のタイミング①:資金が全てなくなる前
資金が底を尽きることが目に見えてきたら、閉店を決断しましょう。
なぜなら、閉店はすぐにできるものではないからです。
閉店を決めてから最低でも3ヶ月間は家賃を払い続けなくてはいけません。
飲食店の場合、解約予告通知は退去の3〜8ヶ月前にしなくてはいけないことほとんどです。
上記を考慮し、「資金が尽きた日に閉店しよう!」と思っている場合はとても危険です。
賃貸契約書を確認し、何ヶ月前に解約予告をしなくてはいけないのかは予め把握しておきましょう。
そこから逆算して、何ヶ月まで営業できるか見極めてください。
閉店のタイミング②:経営状態が上がる兆しがない
色々試行錯誤したにも関わらず経営状態が上がらない場合、潔く諦めて閉店し新しい店舗へ期待をするのもありだと思います。
そもそもコンセプトに対して、出店すべきエリアを間違っていた場合や、営業している間に顧客になる層が変わってしまっている可能性もあります。
例えば、主な顧客層だった近隣の会社がテレワークを実施し社員が通勤しなくなったり、近隣会社のビルのテナントに変更があり、社員の年代層や性別に変更があったりすると、突然お店に人が来なくなることもあります。
上記のようにターゲットが変わり、新しいターゲット層に向けて改善の策を行っても、経営状態が下がっている場合、出店場所を変えることも1つの手段です。
閉店のタイミング③:お客様がいらっしゃらない時間が経営時間の半分以上のとき
1日の経営時間の半分以上お客様がいらっしゃらないという日が続く場合、経営状態は大きく傾いています。
しかし、お客様が訪れない時間が長い理由がある場合、まだ閉店を即決する必要はありません。
時間によって盛況するのであれば、改善を加えることでより幅広い顧客の獲得に繋がります。
しかし、お客様が来ない理由が分からない場合や、近隣に競合ができた、お店に問題があるなどの場合には、閉店も考えましょう。
閉店の前にできること
閉店を決意する前にできることは全てやってみましょう。
改善策①:SNSを始める
SNSの運用をしていない場合、今すぐ始めましょう。
初期費用も掛かることなく、SNSはすぐに開始することができます。
また目玉商品であるメニューの開発をし、地域の人以外にも足を運んでもらえる店づくりに挑戦しましょう。
改善策②:メニューの改善
今までのメニューを見直し、新しいメニューを取り入れたり、変えてみましましょう。
美味しい料理を作るだけでは、お客様はお店に足を運んでくれません。メニューの見直しをしないと需要のないメニューを提供している可能性があります。
例えばトレンドを取り入れてみるのも重要です。
閉店前の改善策③:周辺調査をする
まずは売上が落ちている原因を探るために、競合の飲食店が周辺にできていないか、周りにある競合店はどんな経営をしているのかを、調査しましょう。
競合店ではどんなメニューが売れているのか、経営状態が下がっていないのかなどを参考にして、自分のお店にも取り入れていきましょう。
居抜き売却で黒字も可能
閉店をすることが必ずしも赤字に繋がるとは限りません。
例えば居抜き売却をすることで、売却額を丸々黒字にしてお店を閉めることも可能となります。
閉店を検討する場合は、まずは弊社にご相談してください。
◯会社概要
㈱店舗高値買取センター
住所:東京都新宿区西新宿1-4-11全研プラザSpaces 4階
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