ビジネス街で飲食店を出店したい!メリットと注意点を紹介
働き盛りの世代が多く行き交うビジネス街に出店したいと考える飲食店経営者の方は多いと思います。今回は、飲食店をビジネス街に出店するメリットとデメリット、物件や業態選びのポイントなどを解説します。
やはり人気のビジネス街
ビジネス街は、会社のオフィスが密集している地域のことを指します。各種交通機関が整備されており、利便性に優れることに加え、さまざまな施設や店舗が集中しているといった特徴があるので人流が非常に多いエリアです。また男女問わず、年齢も20代〜60代と幅広い層が行き来します。
コロナ禍により、ビジネス街から撤退する企業や店舗が増えましたが、最近落ち込みは回復傾向にあります。これまでであればなかなか空きを見ることがなかった物件がテナントを募集しているケースもあるため、ビジネス街への出店を検討している経営者にとっては好機です。
ビジネス街に出店するメリット
飲食店をビジネス街に出店するメリットはどのようなものがあるか、具体的に紹介します。
お金に融通が利く層が多い
自分で働いているため、ある程度融通が利くお金を持っている層をターゲットにすることができます。客単価も高く設定でき、このようなターゲットは外食回数が多いです。
ランチ需要
ランチ需要を見込むことができ、リピーターも獲得しやすいです。しかし、一方でお客様が食事に使える時間は限られます。そのため、売上を立てるためのポイントは、昼休みが重なる正午前後から、1時間半から2時間の間に回転率が高くなるメニューを提供し、テイクアウトやスマホ決済に対応したりすることで売上を伸ばすことに繋げることができます。またエリアの人流の男女比、年齢層にあわせ、コンセプトやメニュー、さらには適した物件を決める必要があります。
ディナー需要
ランチだけでなく、ディナーの重要もあります。会社帰りに、コロナ禍前のように大人数での飲み会をすることはほとんどなくなっていますが、5、6人程度で飲むシーンは出てきているようです。こうした需要を取り込んでいきましょう。また近年では「おひとりさま」でこだわりの一食を楽しむ傾向もあります。グループはもちろん、少人数のお客さまを大事にしていくようにしましょう。
ビジネス街出店の際の注意点
ビジネス街の賃料は決して安くありません。また、平日と週末とでは人流が大きく異なり、平日の5日間で売上をつくるつもりで収支を考える必要があります。その他、年末年始、GWなどの長期休暇時期も売上は期待することができません。週末は平日とはメニューを変えるなど、異なる売り出しをするといった、ピークタイム以外の売上を伸ばす努力も必要です。また、人通りがあるメイン通りは賃料が高いことがほとんどです。しかし、通りが1本違うだけで賃料は大きく異なるエリアも存在します。必要に応じ、メイン通り以外も検討してみましょう。ビジネス街から少し離れる場所に出店する場合、テイクアウトの導入は必須です。
上記に加え、オフィスワーカーは一定のエリアで活動をするため、集客にはSNSの活用が有効です。SNSの広告宣伝は、強みとなるでしょう。また店舗数が多い分、競合の調査は必須です。実際にランチタイムに競合のお店に行くなどして、地道なリサーチを行いましょう。商圏調査については、詳しく以下の記事に記載していますので、一緒に確認してみて下さい。
ビジネス街への出店の際のポイント
出店時には、ランチとディナーのどちらに比重を置くかを決めて店舗づくりをすることが重要なポイントです。ランチを軸にし経営をしていくのであれば、目安は1坪あたり1.5~2.5席です。少人数で利用できる客席やカウンター席の多い店舗を作っていきましょう。またピーク時の行列に対処するために、入り口付近には余裕を持たせるように配置するのもよいです。ディナーに重きを置くのであれば、出店エリアの特性を理解し、大衆的な店、おしゃれなお店など、コンセプトをつくっていくのがよいです。
飲食店にとってもビジネス街は、出店エリアとしての魅力が多くあります。十分にリサーチをして出店計画を立ててみましょう。
◯会社概要
㈱店舗高値買取センター
住所:東京都新宿区西新宿1-4-11全研プラザSpaces 4階
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