カレー専門店の開業時の物件選びとそのポイントを紹介
素材とスパイスの組み合わせで独自色を出すことが可能なのがカレーです。近年では個性的なスパイスカレーが人気で、行列を作る小規模店も多くあります。カレー店は個人で開業しやすい飲食業態のひとつです。今回はカレー専門店の物件選びについて紹介します。
カレー専門店のメリット
店主の個性を出すことが可能なのがカレー専門店の魅力ですが、その他にも以下のようなメリットがあります。
小規模店舗で営業可能
個人で営業しているカレー専門店は、カウンター席のみ、定員10名前後という店舗も多いため、小規模店舗で初期投資をおさえて開業することができます。
ワンオペも可能
開店前に仕込み、ランチやディナーで売り切るスタイルの小規模店であれば、一人で営業することも可能です。ワンオペについては、以下に詳しく記載していますので併せて読んでみて下さい。
回転率
カレーは短時間で食べられて満足度の高い食事メニューの一つであり、回転率がいいことがメリットです。
テイクアウトやデリバリーなどに発展させることが可能
小規模なカレー専門店の売上を助けてくれるのがテイクアウト、デリバリーの他にも通販があります。例えば冷凍カレーを全国に販売している店もあります。
しかし、一方、カレー業態のデメリットとしては「競争が激しい」「客単価が低い」などが挙げられますが、リスクをおさえて始められることを考えれば、個人で開業しやすい業態のひとつです。
カレー専門店開業に向く店舗の立地条件
週一、月一など定期的に来店してもらうため、カレー店は「人が訪れやすい場所」であることが必須条件です。駅や街道に近い便利な場所の路面店が適していますが、賃料を抑えたい場合はメインの通りから一本入る路地沿いなども検討しましょう。テイクアウト展開を考えている場合、店頭売りのしやすさもポイントです。
その他飲食店がない住宅地で成功しているカレー専門店も多くあります。顧客層に合わせたメニュー決めや店舗の告知に工夫が必要ですが、地域に定着し、休日需要やテイクアウト需要が期待できることが強みです。また、住宅地であれば、物件コストが抑えられるのも魅力の一つです。
カレー専門店の必須設備
カレー専門店開業にあたり、一般的な飲食店営業許可を得るための条件となっている仕様、設備が必要です。詳しい内容については、開業する地域の保健所で事前に確認するようにしましょう。カレー専門店の注意点としては、匂い対策が必要です。まず換気や排気の設備が万全かをチェックする必要があります。また、通販のために急速冷凍機や真空調理機を用意する店もあります。初期費用を抑えたい場合は、飲食店の居抜き物件がおすすめです。カレー専門店の居抜きであれば申し分ないですが、カレー専門店の場合、他の業態の店舗でも転用可能です。
最近のカレー専門店では「合いがけ」や豊富なトッピングを盛り付けた映える一皿が人気です。季節の素材で「月替わりカレー」を提供する店もあり、定番メニューとアレンジメニューを組み合わせて、来た人が「次はあのメニューを食べにまた来よう」と思わずにいられない店を目指すようにしましょう。
◯会社概要
㈱店舗高値買取センター
住所:東京都新宿区西新宿1-4-11全研プラザSpaces 4階
•HP : https://t-kaitori.com/
•撤退希望者向け : https://t-kaitori.com/lp/
