犬好き必見!ドッグカフェの物件選びのポイントとメリット、デメリットを紹介

おでかけは愛犬と一緒に!と考える飼い主さんが多いため、今回は、犬とオーナーがともにくつろげる「ドッグカフェ」を開業するポイントについて紹介します。

基本的な手続きは一般的な飲食店営業と同じ

「ドッグカフェ」に実は厳密な定義はありません。犬連れで飲食ができるカフェのことをドッグカフェということが一般的です。一方、お店で飼っている犬と触れ合える店は「犬カフェ」と呼んで使い分けられており、有名なものであれば豆柴カフェなどがあげられます。今回は、「犬同伴OK」の飲食店つまり、ドックカフェについて説明します。

犬に限らず動物と一緒に入店することができる飲食店を開業したい場合、特別な許可申請は不要です。もちろん厨房に動物が入ることは禁止ですが、客席スペースへの出入りがある場合にも一般の飲食店としての申請、手続きのみで、特別なことはありません。しかし、その店を開業する自治体によってルールが少しずつ違うため、管轄の役所で一度確認する必要があります。開業後は、「小型犬のみ」、「大型犬OK」などのルールを定め、犬と一緒に利用できるエリアはどこかなどのルールも明確にしましょう。

ドッグカフェのメリット

ここからはドッグカフェのメリットについて5つ紹介します。

固定客の獲得

愛犬家さんであれば毎日のお散歩は欠かせません。いつもの散歩コースに居心地のいいドッグカフェがあった場合、定期的に立ち寄ること間違いないため、固定客を獲得しやすいです。

愛犬家コミュニティ

日々のお散歩等で毎日会話する愛犬家同士の口コミで、店を広めてもらうことが可能です。それに加え、愛犬家の交流の場としても活用された場合集客にもつながります。

住宅街での出店

お散歩コース等を考えると、繁華街はドッグカフェには不向きです。そのため、ドッグカフェは住宅街や公園そばの立地が向いているため、繁華街にカフェを出店するよりも物件費を抑えることができます。

犬向けのメニュー

カフェを一人様が利用する場合客単価は数百円ですが、犬向けのメニューを開発することで、一人プラス一匹で来店された場合客単価を上げることが可能です。

カフェメニューだけでなく物販なども

ドックカフェならではのお客様が愛犬家という共通項から、物販やサービス、イベント開催などで売上の向上が見込めます。

ドッグカフェのデメリット

ここからは、ドッグカフェのデメリットを3つ紹介します。

物件探しが難航する

手続き等は一般的な飲食店と変わらないですが、店舗のオーナーさんがが動物の出入りを良く思わないことが多く、飲食店営業可の物件であってもドッグカフェは不可という物件もあります。そのため、物件探しが難航する可能性があります。また、物件が見つかり、理解のあるオーナーさんであっても、業態や清掃や管理の計画などを明確にして、事前によく話し合う必要があります。

内装設備のコスト

ドックカフェ特有のリードフック、滑り止めの床、衛生的な防臭・防水加工、換気設備、犬の足洗場など、一般的な飲食店とは違い特別な設備の費用がかかります。

衛生管理

ドッグカフェなので毎日犬が来店するため、衛生管理にも気を配る必要があります。常に清掃を徹底するためのスタッフ確保や、そのスタッフの教育費、その他定期メンテナンスのランニングコストなど一般的な飲食店よりも衛生管理にお金がかかります。

犬向けサービスを行う場合、申請が必要な場合も

ドッグカフェはカフェとついていますが、業態については選択の幅があります。最も多いのは多いのは、愛犬家の方だけでなく一般の方も利用する飲食店で、テラス席などに限りペットOKにするスタイルです。このような飲食店は、近年住宅街に増えていて、カフェだけでなく和食やイタリアンなどジャンルも多様化しています。

一方、店主自身も愛犬家で、犬と飼い主さん向けのサービスを充実させたい場合、まず用意したいのは、ジャーキーやクッキー、ミルク、犬用バースデーケーキなどの犬用飲食メニューだと思います。ドッグフードの化学物質を懸念する飼い主さんのニーズに応えるために、安心安全な素材を使用したメニューや犬向けの健康食品も喜ばれます。その他テイクアウトも行う場合、ペットフード安全法の規定により農林水産省への届出が必要となる場合がありますので確認が必要です。その他犬用のメニューだけでなく、犬用の各種グッズ販売のほか、犬と一緒に写真を撮ることができるフォトスポットを提供するなど様々な工夫が売上向上に繋がります。また、広い土地のある郊外のエリアではドッグランを併設するカフェもあります。カフェだけでなく、犬の一時預かりやトレーニングなどのサービスを実施したい場合は、第一種動物取扱業(保管)などの許可登録が必要なため事前に確認しましょう。

ドッグカフェの物件選び方

ここからは、ドッグカフェの物件の選び方を紹介します。

犬の散歩ルート沿いがベスト

ドッグカフェは、繁華街ではなく周辺にドッグオーナーが多い住宅地がベストなため、住宅地周辺の物件をまずは探してみましょう。犬が散歩しやすく、遊歩道や公園の近くであればドッグカフェに向いています。

犬も一緒に入りやすい路面店

遠くからでも目に入る路面店で、更に犬も入りやすいバリアフリーな店舗が適しています。階段等は、犬にも飼い主さんにも負担になります。その他、快適に過ごせるテラス席を確保できる環境かどうかもチェックが必要です。

ロードサイドや郊外も視野に

駐車場とドッグランなどを備えた広い店舗の場合、毎日の散歩というより犬とオーナーのお出かけ先になります。また愛犬家コミュニティの集まるイベントの会場としても重宝されること間違いなしです。

ロードサイド物件の概要については以下にも記載してますので、併せて読んで頂きたいです。

ドッグカフェを成功させるには物件選びが重要です。メリットだけでなくメリットも多いですが、店主自身が愛犬家の場合、ドッグカフェの経営を尚更楽しむことができると思います。

◯会社概要
㈱店舗高値買取センター
住所:東京都新宿区西新宿1-4-11全研プラザSpaces 4階
•HP : https://t-kaitori.com/
•撤退希望者向け : https://t-kaitori.com/lp/

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