集客力のある駅ナカや駅ビルに個人の飲食店出店は可能?同等の集客が狙えるエリアも紹介

駅ナカ、駅ビルは人流が活発であるため、出店をしたいと考える経営者の方は多いです。今回は、駅ナカ、駅ビルに個人店が出店するにはどうすればよいのか、駅ナカ、駅ビルと同等の集客が狙える出店エリアをご紹介します。

駅ナカ、駅ビルは鉄道グループが運営

駅構内の商業スペース「駅ナカ」と駅近接に立地する「駅ビル」は、通勤通学、外出などをする多くの人が日々行き交う場所です。また天候に大きく左右されることもなく、集客力が非常に高いエリアです。多くの店舗がある駅ナカですが、駅の建物の構造は、商業テナントを誘致する目的ではつくられてはいません。駅構内では、エレベーターの突然の故障や、出入り口や階段の一時的な閉鎖、長期工事などの事態に備えておくために、テナント契約のような賃貸契約はしない駅が一般的です。

また、店舗を設置しているのは駅利用者に付帯サービスを提供し、人員を活用するためです。そのため、駅ナカや、駅ビルの中のお店は、各鉄道グループの系列会社が運営していることがほとんどです。知名度のある店舗が出店している場合は、フランチャイズやライセンス方式がほとんどです。こうした性質上、一般公募されることはほとんどありません。そのため、個人店が駅ナカ、駅ビルに出店するのは難しいです。チャンスがあるとすれば、ワゴンショップでの期間限定出店です。

駅近なら可能性がある

駅ナカ、駅ビルの個人店出店は難しいですが、同じような集客力があるエリアとしては「駅近」があげられます。飲食店出店を考えたときに、駅近エリアを検討する人は多くいると思いますが、中でも近年注目されているのが「高架下物件」です。高架下と聞くと、古めかしい、薄暗い、騒音がする、など良いイメージは湧かない方も多いかもしれません。しかし実は、大震災を教訓に耐震補強工事が加速したり、オリンピックに向けた改修工事が行なわれたりしたことで、高架下のスペースを有効的に使おうという動きが活発化しています。

また高架下も駅ナカ、駅ビル同様各鉄道グループの系列会社が管理していることが多いです。しかし、駅ビルを含め駅周りにはチェーン店が多く、地域ごとの差別化が図りにくいため、高架下ではバラエティに富んだ店舗とテナント契約をし、開発、発展させるケースが増えてるため、個人店も可能性があります。

高架下物件のメリットとデメリット

駅に近い高架下物件は、駅を使うたくさんの人をターゲットにできます。時間帯による人流の変化が読みやすく、ターゲットを想定したメニューがつくりやすいことがメリットです。その他一定のエリアに店舗が集中するため、オリジナリティやしっかりとしたコンセプトを考え、店づくりをしていくことが重要です。また新しく開発されたエリアであれば、消費者からの期待は高く、店の魅力が問われます。また、季節のイベントなど周辺の店舗と一緒になって企画運営がしやすいです。エリア全体で集客し、地域を盛り上げていけるのも魅力のひとつです。

ここからは、高架下物件のデメリットを紹介していきます。まず整備されているとはいえ、すぐ近くに電車が走るため、通過音や振動が気になることがあります。また、高架下は敷地が細長いため、店舗も細長くなる傾向があります。高架線路を支える柱があり、採光や風通しがよくないこともあります。店内のレイアウトが限られるため、形状の特性うまく捉え、お店作りをしていく必要があります。

集客力高い駅周辺の中でも、高架下は出店の穴場エリアです。鉄道会社の運営以外にも、地元不動産会社が自治体から使用許可を受け、管理するケースもあるため、高架下の物件を検討する場合は、多方面から情報収集をするようにしましょう。

◯会社概要
㈱店舗高値買取センター
住所:東京都新宿区西新宿1-4-11全研プラザSpaces 4階
•HP : https://t-kaitori.com/
•撤退希望者向け : https://t-kaitori.com/lp/

一覧へ戻る