飲食店の人手不足の原因から対策方法までご紹介!

どの業界でも共通していますが、特に飲食業界において大きな課題が、人材、人手不足です。

飲食業界は、他業種と比べ、正社員の応募が来なかったり、パートやアルバイトがやめてしまったりなど人手不足に頭を抱えている店舗は多いかと思います。今回は、人手不足の原因から対策、人材を確保のために取り入れることを紹介していきます。

人手不足の原因①:給与水準

まずは給与水準についてです。給与水準が低いことも人手不足の要因の一つになり得ます。特に学生のアルバイトから見ると、時給は高く感じるところが多いかと思いますが、長く働き続ける正社員での給与を考えると安く感じてしまうことも多いようです。飲食業は社員が少ないこともあり、シフトが上手く回らず長時間労働、サービス残業に繋がるケースも多くあります。そのため、労働時間に対する給与が見合わないと感じる従業員も多いのではないでしょうか。

人手不足の原因②:環境

次に環境についてですが、一般的には土日休みな企業が多いかと思いますが、飲食店は土日祝日に営業することも多く、シフト制のところが多いため、休日が不規則になってしまうことも多いです。また、祝日やGWといったイベント時に売上を作ろうとすることから、他の企業が休みの時に休めないことに加え、他の企業に比べ年間の休日数が少ないです。

また従業員の1人ひとりが休みが取れず拘束時間も長いため、結果長続きせず辞めてしまい、残った従業員で回すしかなくなり、また1人の負担が大きくなってしまうといった悪循環に陥ってしまう飲食店は少なくありません。アルバイトやパートもワンオペ対応やサービス残業、クレームなどが発生しやすいことから、肉体的にも精神的にもきつくなり、定着率が低いのが現状です。

労働環境の見直し

人手不足の原因としてよく挙げられるものとして、上記で、給与水準の低さと労働環境が悪いということを紹介しましたが、この2つを設定しているのは紛れもなく飲食店側です。

もし人手不足に陥っている場合、改めて見直す必要があるかもしれません。社員の給与を増加したりアルバイトの時給をあげたりなどを思い切ってしてみるの1つの手段です。しかし、給与をあげる際にはお店の売上や他の費用を考えた上で行うようにする必要があります。

また、労働環境の改善についても様々な方法があり、長時間労働、拘束時間を防ぐため、お店の営業時間を短縮したり、定休日を設けることも対策の1つです。また飲食店に限らず、コンビニ等についても「働き方改革」によって24時間の長時間営業を取りやめた店舗も近年では多くあります。営業時間を制限する、定休日を設けることは決して悪いことではないため、一度検討してみてください。

しかし営業時間等の変更は大きな決断となるため、まずは、人手不足を起こさせない仕組みづくりをするようにしましょう。

対策①:仕組みづくり

最近ではお客様自身でやってもらう、機械が自動でやってくれるといった人件費を削減するためのシステムを活用することで、人手不足を解消する店舗も多いです。

例えば、お客様からの注文1つとっても都度従業員が注文を聞きにいくのではなく、各席にタブレット端末を設置してお客様自身で注文して頂くというシステムを導入したり、券売機の設置の他、レジもセルフレジを導入して、お客様自身でやってもらうお店も増えてきています。券売機については、以下の記事に記載していますので併せて読んでみてください。

その他、オーダーやレジに限らず、商品を運ぶ機械もあります。例えば、焼肉屋さんや回転寿司で多く見受けられるのが配膳レーンです。これは、機械で注文しレーンのベルトコンベアで商品が運ばれてくるという仕組みです。特別な呼び出し以外対応することがなくなるため、少ない従業員でもお店を回すことが可能になります。

機械やシステムは導入すれば効率も上がり便利ですが、初期費用がかかるということは頭に置いておいてください。この費用を懸念されるオーナーさん、店長さんは多くいるかと思いますが、長い目で見ればこういったシステムを導入も検討してみてもいいかと思います。

対策②:求人募集の仕方

単純ですが、求人に載せて募集することも1つの人手不足を解消させる方法です。かし、募集要項が漠然となっていたり、そのお店がどういう人を募集しているのか明確にわからないと求職者側も働きたいと思わないでしょう。そのため、他のお店との差別化であったり、お店がどういう方を求めているのか、業務内容をわかりやすく簡潔に記載するなどして求職者の目に止まる求人にするようにしましょう。例えば以下のような長所を記載してみると良いでしょう。

  • 退職金制度
  • まかない飯
  • 数量限定販売

最後の数量限定販売については、提供できる料理の品数を先に決めてしまうことで従業員の長い拘束時間というところを解消できることをアピールするようにしましょう。

また最近では、外国の方や高齢者を雇用するお店も増えてきています。高齢者の方の場合、定年を迎えてもまだまだ働きたいという方は多くいますので、募集して雇用するのも1つの手段かと思います。

人手不足を解消するために、より多くの求人に掲載し、より多くの求職者に見てもらうことで人材を増やそうとすることが前までは、一般的でした。しかし、今は24時間営業を廃止したり、人材を増やすだけでなく、機械を導入することで人手不足を解消することに繋がります。

人手を増やすことも必要ですが、少ない人数でいかにお店を回すか、かつ従業員が無理せず気持ちよく働いてもらうためのにはどうしたらいいか考えることが人材を確保するためのポイントになってくるかと思います。

◯会社概要
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