飲食店の冬の閑散期に備えよう!できる準備と差別化について

飲食店にとって繁忙期となるのが、クリスマスや忘年会、新年会といったイベントの重なる時期です。一方でこれらの冬の繁忙期以外は「閑散期」になります。お財布の紐がゆるくなりがちな繁忙期がある一方で、ゆるんでしまった財布の紐を締め直す人が多い冬の閑散期は、いつも通りの営業では赤字になる可能性があります。

今回は、これから訪れる冬の閑散期に備えて、飲食店ができる準備と、差別化について紹介します。

冬の閑散期に飲食店ができる差別化とは

飲食店にとって冬は、閑散期と繁忙期の差が激しい時期です。12月末や1月上旬は繁忙期になるお店も多いですが、一方で11月から12月上旬、1月下旬以降は店内が閑散としてしまいます。

これらの閑散期に備え、冬という季節を活かし差別化をはかることで、お客様がずっと足を運んでくれるお店に改革してみましょう。具体的には、下記のような3つのアイディアをご紹介します。

① ホットドリンクのサービス
② 冬らしいイベントの開催
③ クーポンの提供

どれもすぐに活用できるので、是非取り入れてみてください。

① ホットドリンクのサービス

身体を冷やしながら、わざわざ来店してくださったお客様に対して、感謝の気持ちを込めて、ホットドリンクやスープをサービスで出してみてはいかがでしょうか。

「お店からカップ1杯分サービスをさせていただきたいのですが、いかがですか?」などの一言を添え、複数の選択肢を提供すれば、「また来たい」と思ってもらえるはずです。また、お店で人気のスープを小さなコップに入れて提供すれば、その後の注文にもつながることがあります。

このような小さな気遣いで、「体だけでなく心もあたたかくなった」と感じてもらえたら、お店の常連客になってもらえる可能性があります。

② 冬らしいイベントの開催

冬限定の楽しいイベントを用意してみるとお客様だけでなく従業員も楽しく働けるかもしれません。例えば、下記のようなイベントアイディアがあります。

・冬至:温かい生姜スープをサービス
・バレンタイン:チョコレートケーキを2月14日にちなんで214円の破格で提供
・節分:豆の入ったメニュー限定で半額

その当日ならではのイベントを開催することに加え、その後の注文につながる内容にしておくことが重要です。イベント当日にはお得な価格で提供しても、正規の値段を払っても「また来たい」「また注文したい」と思ってもらえれば、再度来店してもらえる可能性があります。冬を楽しめるお店なら、寒くてもわざわざ足を運びたくなるかと思います。

③ クーポンの提供

次回使えるクーポンを用意することで、常連客になってもらえる可能性が高まりますが、せっかくクーポンを渡すのであれば、遊び心をきかせた企画にすると喜んでもらえるはずです。

例えば、お正月付近であれば、ポチ袋にいれたクーポンを渡すのも面白いです。いつもはお年玉をあげる側の大人たちも、もらえる側になったら喜んでくれるはずです。

クーポンは割引券だけでなく、旬のフルーツを使ったデザート1品おまけ券や、ホットドリンク1杯無料券など、冬を活かしたクーポンにしておくことで閑散期にまた来てもらえる工夫をしましょう。

閑散期だけでなく普段の営業から見直すべきポイント

飲食店は閑散期にだけ焦ってイベントを考えるより、普段からお客様のための店づくりをしておくことが重要です。例えば、下記のような部分が出来ていないのであれば、今すぐ見直しておくべきでしょう。

・丁寧な接客
・スタッフの育成
・メニューの見直し
・常連客づくり
・綺麗な店舗づくり

またお店で働いてくれているスタッフからの意見には、誠意をもって耳を傾けていきましょう。経営者が想像で「効率化のため」と動いてしまった場合、想像とは裏腹に不便な職場環境になり、スタッフからも不満が生まれる原因になりかねません。システム改善やメニューの見直しなどのときは、現場を知っているスタッフの意見を取り入れるようにしましょう。

閑散期こそ差別化を

冬の閑散期を逆手に取った集客ができるかどうかが、お店の未来を変えると言っても過言では無いです。飲食店は「閑散期だから」と諦めてバイトの数を減らす、などの対策をするよりも先に、どうすれば売り上げアップしうる経営ができるかを考えることを優先しましょう。

◯会社概要
㈱店舗高値買取センター
住所:東京都新宿区西新宿1-4-11全研プラザSpaces 4階
•HP : https://t-kaitori.com/
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