飲食店、経営不振の理由と閉店前にやるべきこと
思い切って開業してもすぐに閉店してしまう飲食店は珍しくありません。
閉店に追い込まれてしまう理由は様々ですが、経営がうまくいかなくなる理由は必ずあるため、その理由と閉店前にやるべきことを解説していきます!
飲食店の経営不振の主な理由3つ
まずは飲食店が経営不振になる主な理由を3つご紹介します。
①利益を求めすぎた
②開店費用が回収できなかった
③競合が多い
それぞれについて確認していきます。
①利益を求めすぎた
もちろん利益を求めることは重要です。しかし、利益を上げること「だけ」に一生懸命になりすぎた結果、サービスの質が低下してしまうことがあります。
例えば、人件費や材料費を削ったことで、アルバイトやパートが短期間でやめてしまいサービスの質が低下してしまう原因になります。
上記の場合、短期間でアルバイトやパートが辞めてしまうことから、雇うたびに教育するお金も必要になったり、教育が行き届かないことによりサービスの質が低下するため、顧客も定着しにくくなるなど、悪循環が起こります。
特にアルバイトにおいて飲食店は人気です。そのため他店よりも魅力的なポイントを作らなくては、競合に負けてしまいます。
②開店費用が回収できなかった
飲食店の開店時の費用は、少なくても500万円以上になることが多いです。
はじめは赤字経営であってもお店を回さなくてはいけません。
当初の予想よりもお客様が来ないなどにより、経営を続けることもままならなくなり、お店を閉めてしまうという経営者は珍しくありません。
開店したらすぐに黒字になるものだと思わず、その先の費用も見据え開店しましょう。
③競合が多い
飲食店はどこでも一定の需要があります。しかし、周りに競合が多いと顧客が集まらないことも多いです。その他にも、人気エリアにお店を開き、その後に進出してきた競合他社に市場を持っていかれてしまうこともあります。
お店の場所を選ぶ際には、周辺の競合店を訪れ、人気メニュー、ターゲット層、回転率などを確認しましょう。
特に類似している競合店が近くにあると、顧客の奪い合いになり、最終的に商品単価も下げざるを得なくなります。
逆に競合が全くいないエリアを狙おう!となるかもしれませんが、そのような場合そもそも需要のないエリアな可能性もあります。
お店を出す場所は慎重に吟味してから決めないと、閉店の直接的な理由になってしまいます。
閉店前にやるべきこと
閉店しないことが一番ですが、閉店に追い込まれる前にやるべきことも、あわせてご紹介します。
経営がうまくいっているお店のほとんどが、下記の点を取り入れています。
・店の看板メニューを作る
・SNSやホームページで店の魅力を発信
・インフルエンサーに宣伝してもらう
常に「競合に顧客を取られる可能性」を念頭におきながら、自分のお店が選ばれる理由を作ることが大切です。またターゲット層が何を求められているのかを常に考え、新規顧客にお店を知ってもらえるよう努めることが重要です。
居抜き売却で資金を抑える
どうしてもうまくいかなくなり、お店を閉めなくてはいけなくなることもあると思います。
お店を閉める場合、店舗自体にある価値を売りに出し、収益にしてから退去することで売却利益が出ることがあります。
これは既存の空調や厨房を取り壊さず、そのまま新しい借主に売却することです。
売却する側にも売却益が出て、新しい借主も店舗を今の状態のまますぐに営業を始めることができるため、どちらにとってもメリットが大きくなります。
閉店をするからと言って、収益がゼロになるわけではないのです。しかし、全ての物件で居抜き売却ができるわけではありません。
「居抜き物件」については、以下の記事でも説明していますので、併せてご確認ください。
◯会社概要
㈱店舗高値買取センター
住所:東京都新宿区西新宿1-4-11全研プラザSpaces 4階
•HP: https://t-kaitori.com/
•撤退希望者向け: https://t-kaitori.com/lp/
