希望店舗物件の見つけ方!理想のお店に合う物件を見つけるための「条件の広げ方」を紹介
「飲食店を開業したい!」といざ決意しても、理想の物件は簡単には見つかりません。探し始めてから理想のお店が見つかるまで、平均でも6カ月〜1年、長いと2年ほどかかったという例もあります。こだわり過ぎてもなかなか見つからない、かといって安易に決めてしまうと、当初のコンセプトからがずれが生じてしまい、目標売上が達成できなくなるといった可能性もあります。そのため、理想の物件に出会うためにも、物件探しの条件を広げる方法をご紹介します。
出店エリアに関する条件の広げ方
出店希望の駅だけでなく近隣の駅も候補に入れる
特定の駅だけにこだわり続けていても、結局は物件探しが長引くだけです。人気な駅だと尚更です。またその特定の駅で物件が見つかった場合でも、場合により賃料が予算をオーバーしたり、駅からどんどん遠い場所になったりと当初のイメージからかけ離れた店になってしまうこともあります。
そのため、このような場合には、隣の駅なども候補に入れてみると良いです。人気の駅から一駅先であれば、徒歩でもお客さまが流れてくる可能性があります。また同じ賃料でもより好条件の物件が見つかる可能性もあります。その他、情報誌やサイトなどでも、人気駅とその周辺駅としてエリア特集を組まれることも多いため、集客にもつながります。
ターゲットが決まっている場合全く違うエリアも検討する
例えば、サラリーマンが気軽に立ち寄れる立ち飲み屋を開きたいと考えた場合、「サラリーマンといえば新橋!」と考える方も多いと思います。しかし、新橋のように誰もが思い浮かべるエリアは、やはり人気があり賃料が高いことがほとんどです。予算内の賃料で、理想の物件が簡単に見つかるとは限りません。
そこで「ターゲットを変えないこと」を条件に、全く違うエリアも候補に入れてみるのも一つの手段です。例えば首都圏であれば、賃料が高い東京ではなく、神奈川や千葉、埼玉など近隣の県で物件を探してみるのも良いです。重要なことは、元々のコンセプトやターゲットを集客できるかどうかということです。エリアにこだわり過ぎて、本末転倒にならないように気を付けることが重要です。
物件に関する条件の広げ方
スケルトンだけでなく居抜きも候補に
自分のイメージの内装をゼロから作りたいという方にとっては、やはりスケルトン物件は人気があり魅力的です。しかし、居抜き物件はオープンまでの時間の短縮や、初期費用を抑えられるという大きなメリットがあります。厨房設備の選択肢などは限られますが、初めての開業の場合は資金的リスクを抑えるためにも、居抜き物件を中心に物件を探すことをおススメします。
しかし、居抜きには頻繁に店が入れ替わっているような物件もあり、前のお店がどんな理由で閉店したか、どれくらい営業していたかなど、事前に調査しましょう。マイナス面だけでなく、前のお店の地名度が集客にプラスに働く場合も考えられるので入念に調査する必要があります。
居抜き物件を改装をする際には外観や看板、トイレなどに力を入れることが大切です。お客さまの目に付きやすい場所の改装に力を入れることで、お客様のお店に対するイメージを変えることに繋がります。
弊社では居抜き物件を多く扱っておりますので、是非一度ご連絡ください。
理想より狭い物件でも工夫次第でカバーできる
内装やインテリア、店内のくつろぎを重視していくと、ゆったりと広い物件にしたいという方が多いです。しかし広い物件の場合、物件取得費や内装工事費の他、スタッフの人件費も増えます。開業して数カ月で閉店してしまうお店が多いという現実を考えると、出店コストは計画通りに抑えた方が賢明です。
また現在は、10坪以下の狭小店舗でも黒字経営している店が増えています。狭小店舗の場合賃料が安く、内装費もあまりかかりません。そのうえ、オーナーが1人で運営すれば人件費もオーナーの分だけなので、経費をかなり抑えることが可能です。また、広い店よりも狭いお店の方が、たくさんのお客さまがいて活気があるように見えるなどのメリットもあります。
「通行量が多い」「視認性が良い」場合、路面店以外も候補にする
一階の路面店の物件は、最も集客力があります。しかし、賃料もかなり高くなります。また、同じ建物でも地下や空中階の物件と比べると、賃料が倍近くの金額になることもあるようです。
集客できることは重要ですが、最も重要なことは、利益を出すことです。大手チェーンでも賃料を抑えるために地下や二階での出店戦略をとっています。なぜこのような戦略を取っているかというと、一階物件にも引けを取らない集客力を持つ物件を選んでいるからです。では、どのような条件であれば一階以外でも候補になるのかということを説明していきます。
視認性
一番重要なのは「視認性」です。大きな看板を付けることができたり、半地下や二階でもガラス窓になっていて店内の様子が地上から見える店舗であれば、お店の認知度は高まります。また、一階の店舗がすでに繁盛しているということも重要です。コンビニなどが出店している場合、通行量が多くさらに集客しやすいです。
階段の位置
「階段の位置」も重要です。お店があることが分かったとしても、どこからお店に入っていいのか分からないという経験をしたことがある方も多いと思います。これでは、来店に繋がりません。理想の階段の位置としては、通りに面した正面に階段があるのがベストです。また、一階部分の空いたスペースに看板やメニュー表を設置することができれば、かなりのプラス要素になります。
一口に、二階以上や地下といってもさまざまな物件があるため、細かい部分まで内見や、インターネットで物件を探す際にはチェックをするように心がけてください。一階以上に価値のある物件も見つかる可能性もあります。
イメージ通りの物件を見つけることは難しいです。しかし、一番重要なことは、お店を続けていくことです。続けていければ、店舗拡大など、次のステップが見えてきます。最初から、無理をすると続けていくことができません。創業時の想いや、ターゲット、資金計画は変えることなく、柔軟な視点で物件探して、理想のお店を作っていきましょう。
◯会社概要
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