競争の激しいラーメン店。物件選びで失敗しないためのポイントを紹介!
最近はフレンチや日本食のテイストを取り入れた店も増え、バリエーションが広がっているラーメン業界。個人で開業する業態としてラーメンは人気だが、競争が激しく閉店する店も多いです。今回は、リスクを最小限にし、開業するために重要な「ラーメン店の物件選び」について紹介します。
ひとりで開業しやすいのがラーメン屋
ラーメン店は以下のような特徴があり、個人で開業しやすい業態です。
メニューを絞れる
スープ、麺はすべて共通で数種のメニューを提供していることが多いラーメン店は、他業態と比べ在庫ロスが少ない傾向にあります。また、メニューが少ないと券売機の導入も可能なため人件費を削減することも可能です。しかし近年では、ラーメン店の競争が激しく、多くのラーメン店が原価と手間と時間をかけて一杯を提供しているため、収益を上げることは簡単ではないため、物件選びも慎重行う必要があります。
小規模店で営業が可能
ラーメン業態なら小規模な店でも営業可能です。カウンターだけの小さな店は、ラーメン店の開業に向いています
1日中営業することが可能
昼から深夜まで、どの時間帯でもラーメン店は集客を見込むことができます。飲食店は通常ランチタイムとディナータイムにお客さまが集中しますが、ラーメン店は客席稼働率を上げられることが他の飲食店に比べ強みです。
ラーメン店の物件探しのポイントは「ターゲット層」
ラーメンを食べてもらうターゲットが違えば適した店の条件も変わります。そのため、どのようなラーメンをどのような客層に提供するのかを明確にする必要があります。学生や男性単身者をターゲットにする場合「がっつり系やこってり系」、女性がターゲットであれば「淡麗、ヘルシー系」、「オーソドックス・価格低め」のラーメンであれば、地域住民、ファミリーなどがターゲットです。上記は、とても大まかな例のため、実際には自分が作るラーメンをどんな人が食べてくれるのか、年代、性別、職業、ライフスタイルなどまで想定してターゲット層を決めましょう。これにより店の規模や内装なども想定することが可能です。
上記のように店のイメージをある程度固めると、「出店エリア」「立地」「賃料」「席数」などの目安が明確になり、物件探しが少し楽になります。例えば学生や男性単身者を呼び込みたい場合は学生街の物件、ファミリーが対象であればテーブル席も確保できる物件などの条件が必須になってきます。
居抜き物件があれば初期費用が抑えられる
一般的なラーメン店は、厨房設備のほか、ゆで麺機、スープ台などが必要です。このような設備を一式そろえると200万円~400万円ほど必要です。ラーメン店の居抜き物件が見つかれば、上記の様な設備を含めた初期投資が抑えられます。しかし、設備がちゃんと稼働するか、自分が作りたいラーメンに合うかなどのチェックする必要があります。設備工事や内装工事の費用を見積もるため、内見にはラーメン店を手掛けた実績のある内装工事業者に同行してもらうことをおススメします。
住宅街への出店も視野に
ラーメン屋と聞くと繁華街をイメージする方も多い方思いますが、住宅地に出店した一号店から始まって数店舗を展開し、地域に定着しているラーメン店は全国各地に存在します。日本人の国民食といえるラーメンの場合、ある程度の集客が見込めれば、地域を問わず出店は可能です。
ラーメン店を志す場合、多店舗展開を目指していることも多いと思います。そのためにも重要なのは一店舗目です。ある程度時間をかけて店を探し、納得できる出店を実現させましょう。
◯会社概要
㈱店舗高値買取センター
住所:東京都新宿区西新宿1-4-11全研プラザSpaces 4階
•HP : https://t-kaitori.com/
•撤退希望者向け : https://t-kaitori.com/lp/
