焼き鳥屋の物件探しと開業時のポイント
日本の居酒屋の定番と言えば焼き鳥。1本からオーダーできるのも人気の理由のひとつです。今回は、焼き鳥屋の物件選びについて紹介します。
焼き鳥屋は開業しやすい
メニュー構成が比較的シンプルな焼き鳥屋は、飲食業のなかでも開業しやすい業態と言われています。焼き鳥店のメリットは以下4つがあげられます。
小規模の場合初期投資を抑えられる
焼き鳥屋は小さな店舗でも開業が可能です。その理由は、カウンターや立ち飲みでもお店の営業が可能だからです。また焼き鳥屋は、客単価を抑え回転率を上げる方法や、少人数のお客をもてなす高級路線で営業する方法のどちらも可能性があります。
利益率が高い
焼き鳥屋の魅力は、多様なメニューをひとつの食材の仕入れで提供できることです。また鶏肉は、牛肉や豚肉よりも安く仕入れることができるため、原価を抑えられ、ほかの業態と比べて利益率は高いです。
どこにでも需要がある
栄えている駅や、繁華街でなくても、静かな住宅地の駅前にぽつんと一軒の焼き鳥屋だけあるという光景がよくあります。全国どこにいっても焼き鳥屋は定着しており、流行りに左右されないため、どの時代にも需要があります。
デリバリー需要がある
焼き鳥は、大人だけでなく、子どもにも人気です。そのためファーストフード感覚で、焼き鳥はテイクアウトやデリバリーの需要があります。
焼き鳥屋のデメリット
上記ではメリットを述べてきましたが、デメリットもあるため、紹介します。
競合が多い
焼き鳥屋は開業しやすいということを上記に記載しましたが、そのため競合が多いのも事実です。繁華街には焼き鳥屋が多くあり、近隣に焼き鳥屋が参入してくることもあります。そのため、競合する他店との差別化が重要になってきます。
稼働時間が短い
焼き鳥屋は夜に営業するイメージが強く、営業時間が限られてしまいます。昼間でも違和感がない内装にし、ランチ営業をしたり、稼働時間が短い中でもテイクアウトに力を入れるなどして売上を伸ばす工夫が必要です。
焼き鳥屋の物件探し
焼き鳥屋の最も望ましい物件は、1階路面店ですが、繁華街の場合1階の路面店は割高です。
そのため、ここでは初期投資を抑えつつ物件を探す方法について紹介します。
居抜き物件
タイミングよく居抜き物件が見つかれば初期投資を抑えることができます。弊社では、居抜き物件を取り扱っておりますので、初期投資を抑えつつ、焼き鳥屋を開業したい場合はご連絡ください。
小規模な店舗
10坪~20坪程度の小規模な店を探すことが初期投資を抑えることに繋がります。
またこれに加え、メインの通りから少し入った立地の場合、看板を目立たせることが可能かどうかが物件選びのポイントです。少し入った立地の場合、隠れ家的なお店としてお客様に認識してもらえることもあります。
また基本的に焼き鳥屋の客層は老若男女を問いません。グループで会話を楽しみたいお客様の他、一人様でも来店しやすいようなお店を作る必要がります。また、内装費は抑えながらも、スッキリ清潔感のある空間にすることで女性のお客様の集客にもつなげられます。
空中階や地下階
路面店でなくても、繁華街では2階以上の空中階や、地下階の焼き鳥屋も多くあります。こうしたお店は、ワインなどともにコースを提供する落ち着いた雰囲気のお店もあります。お酒をメインにつまみとして焼き鳥を注文できるスタイルで、二軒目需要を取り込む作戦をとっているお店もあります。
住宅街にある店舗
焼き鳥屋は住宅地への出店も可能です。駅前や、駅から少し離れているが人通りがある道沿い、走行する車から視認しやすいロードサイドなども視野に入れ、物件を探しましょう。ロードサイドの物件であれば、ファミリーやシニア層のランチ、テイクアウトなどの需要も増えます。
排気・換気・匂い対策
焼き鳥屋の炭火焼のおいしそうな匂いにつられて来客してくださるお客様も多いですが、新規出店する場合、焼き鳥屋では匂い対策が欠かせません。炭火焼の煙と匂いをしっかり排気する設備工事については、物件選びの段階から焼き鳥業態の経験がある内装業者に相談することがおすすめします。
よい素材を提供してくれる仕入れ先の確保
メニューの工夫や、SNSを使用した広告宣伝なども重要ですが、誰もが食べ慣れている焼き鳥だからこそ、素材が味が最重要です。多彩な部位を提供する場合には特に仕入れ先が重要です。いくつかの店で修業しながら安定した価格でよい素材を提供してくれる仕入れルートを確保できるようにしましょう。
初期投資を抑え、誰にでも愛される焼き鳥屋を作っていきましょう。
◯会社概要
㈱店舗高値買取センター
住所:東京都新宿区西新宿1-4-11全研プラザSpaces 4階
•HP : https://t-kaitori.com/
•撤退希望者向け : https://t-kaitori.com/lp/
