【前編】中高年からはじめる飲食店?!起業家としての13のポイントを紹介
「子育てが一段落してやっと自分のやりたいことにチャレンジしたい!」、「会社勤めの時から自分の店を持ってみたかった」など、中高年になったタイミングで飲食店を出してみようとする方は少なくありません。
本日は、起業家としての心得について、特に中高年で飲食店を起業しようとされる方に向けポイントを紹介していきます。今回は前編として、7つの心得を紹介します。
1. 自分の経験や知識を活かす
中高年の方は、これまでの人生で培ってきた経験や知識が豊富だと思います。特に飲食に興味のある方なら間違いなく色々な飲食店を食べ歩きしているはずです。その経験や知識は非常に貴重なものです。自分が得意とする分野や専門知識を生かし、他の人には真似できない独自性を持った飲食店を立ち上げることが可能です。立地が悪いのに繁盛している店、どんな店が入っても上手くいかない場所、昼間開けてないもったいない場所など、自分の足で赴いて、気付いたこともあると思います。その経験を自分の店作りに活かしていきましょう。
2. 市場調査とニーズ調査
次に飲食業界は競争が激しいため、市場と顧客のニーズを理解することが重要です。徹底した市場調査や顧客の要望を把握し、それに合わせた商品やサービスを提供し、トレンドや消費者行動の変化にも敏感に対応することが成功の鍵です。
今後ますます高齢化社会が進むため、顧客の年齢層も高くなるので、中高年ということは負い目ではなく、同世代の経営者のほうがニーズは汲み取りやすいかもしれません。
3. ビジネスプランの立案
起業にはしっかりとしたビジネスプランが必要なため、ビジネスの目標や戦略、財務計画を具体的に立案し、検証を重ねるようにしましょう。事前の計画と検証をしリスクを軽減することで、将来の成長を見据えた経営が可能になります。
4. 優れたチームの結成
成功するためには、優れたチームを組むことが重要です。経験豊富なスタッフやパートナーを探し、お互いの強みを生かしながら協力しなくてはなりません。また、チームメンバーとのコミュニケーションや協働が円滑に行われるように努めることも大切です。優れたチームを結成するためには、今まで働いていた会社の仲間を呼ぶのも一つの手かもしれません。
5. リスク管理と計画
起業にはリスクが伴います。それを最小限に抑えるため、リスクを事前に洗い出し、それに対する対策を講じることが重要と言えます。例えば、競合の分析や市場調査を行い、自身のビジネスアイデアの妥当性を検証すること、資金や資源の管理、法的な規制やライセンスの確認、従業員や供給先との契約などもリスク管理の一環です。
また、慎重に計画を立てることも欠かせません。ビジネスの目標や戦略、財務計画、マーケティング戦略などを具体的に考え、将来の予測やシナリオを作成するようにしましょう。慎重に計画を立てることで、失敗や困難に直面した際に冷静な判断ができ、柔軟に対応することができます。計画を綿密に立てることで、リスクに対する備えとチャンスの最大化を図ることが可能になります。
リスク管理と慎重な計画は起業の成功に欠かせない要素です。リスクを見極め、対策を講じながら、計画を練り上げていくことで、より確かな成功への道を切り開いていきましょう。
6. マーケティング戦略
マーケティング戦略は必要不可欠です。まずは、ターゲット顧客を明確に定義し、誰に対してサービスや商品を提供するか、その人々のニーズや好みは何かを把握することが重要になります。ターゲット顧客を明確にすることにより、より的確なマーケティングメッセージを作り上げることが可能になります。
また、魅力的なブランドイメージを構築も重要です。自分の飲食店がどのような価値や特徴を持ち、どんな体験を提供するのかを明確に伝えることが必要があります。独自性や個性をアピールし、顧客に対して魅力的な理由を提示するようにしましょう。
次に、デジタルマーケティングやソーシャルメディアを活用についてです。ウェブサイトやSNSの活用により、広範な顧客層に対してリーチすることができ、魅力的なコンテンツや情報を発信し、顧客とのコミュニケーションも重要です。また、オンライン広告やインフルエンサーマーケティングなど、デジタルツールを活用して効果的なプロモーションを行うようにしましょう。中高年の方の場合、SNS等に疎くなっている方もいらっしゃるかもしれませんが、若い従業員に聞いてみるなど、積極的に自分から情報収集することで、お店の雰囲気も良くなるかもしれません。
効果的なマーケティング戦略は、どの業界でも需要なことですが、競争の激しい飲食業界では特に差別化を図り、顧客の関心を引きつける重要な要素のひとつです。顧客のニーズを理解し、魅力的なブランドイメージを構築し、デジタルツールを活用することで、より多くの顧客にアプローチできるようにしましょう。
7. 顧客が満足できるサービスの提供
顧客満足度の向上は、飲食業界において継続的な成功を実現するために非常に重要な要素であるため、高品質な商品やサービスを提供し続けることが重要です。おいしい料理や美しい盛り付け、快適な店内環境など、顧客に喜んでいただける要素を追求するようにしましょう。
お客様に喜んでもらうためには、顧客の声に耳を傾けることも重要であり、フィードバックやクレームを真摯に受け止め、改善点を見つけて改善に取り組むことが重要です。中高年になり、普通に生活していると、フィードバック等をもらうことが少ないかと思いますが、飲食店を開業するとお客様からフィードバックをもらうことも多々あります。初心を忘れず、顧客の意見や要望を重視する姿勢を持ち、それを実際のサービスやメニューに反映させるようにしましょう。
料理だけでなく、笑顔での接客や丁寧な対応、親切なサービスなど、顧客に対して心地よい体験を提供するように心がけましょう。顧客が満足し、快適な時間を過ごせるよう努めることで、リピーターを増やすだけでなく、満足した顧客からの口コミによる広告効果も期待できます。
顧客満足度を重視することは、競争の激しい飲食業界において差別化し、長期的な成功を実現するために絶対的に必要です。
これらは、中高年に限らず、起業家として重要なポイントです。
次回は、後編として6つのポイントを紹介していきます。
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