開業資金を賢く抑えて飲食店の開店を目指す方法をご紹介!
近年は物価上昇が進み、飲食店の初期投資額も上昇傾向にあります。そのため、開業を躊躇している方もいるかと思います。今回は「極力資金を抑えたい」という方向けに飲食店を開業する方法を紹介します。
自己資金の平均値は約300万円
そもそもまず開業時に用意すべき初期費用の内訳は、「開業資金」と「運転資金」に分けられます。これについて詳しく説明していきます。
開業資金
まず開業資金とは、文字通り開業時に必要となる資金です。物件取得費用は保証金、礼金、手数料を合わせて、家賃約12か月分が必要です。これらの他に内外装工事費、デザイン料、厨房設備や備品の購入費、広告費などを合わせて1,000万円程度が目安になりますが、実際にかかる費用は店舗の規模と賃料によって異なります。
運転資金
一方で運転資金とは、開業してから店が「黒字になるまでの経費」と忘れがちですが重要な「自分の生活費」を合わせた金額のことを指します。運転式は、最低3か月、できれば6か月分を確保したいところです。上記の開業資金と運転資金を合わせると、1,200万円~1,500万円程度は用意する必要があります。しかし、多くの人がこの全額を自己資金で用意しているわけではなく、金融機関からの借入れにより賄っています。実際に、日本政策金融公庫の2023年の調査によると、飲食店に限った数字ではありませんが、開業費用の平均値は1,180万円で、そのうち「自己資金」が平均280万円という結果も出ています。
(https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/kaigyo_231130_1.pdf)
金融機関から全額融資を受けることは難しいため、飲食店の出店にはまとまった初期投資が必要です。しかし、一方で、上記に調査でも約300万円の自己資金を用意すればなんとかなる、という見方も可能です。融資を受けるためには事業計画書を提出して審査を通過する必要があり、通過できたとしても希望の金額より少ない金額しか借り入れできないこともあるため、希望額全額を借入できるわけではないので、注意が必要です。
開業資金を抑える方法
次に開業資金を抑える方法について紹介していきます。
まずは間借り営業・キッチンカーなどから始める
自分の店を持つ前にまずは、店休日やアイドルタイムの店舗を借りて営業する「間借り営業」や、日替わりの店主が共同経営する「シェアレストラン」、「キッチンカー」などで営業する方法があります。これらの方法で、低予算で出店して経験を積み、資金を貯めてから自分の店を出店する場合、事業計画書等の資料の信憑性も高まります。間借り営業については以下で詳しく説明しているので併せて読んでみて下さい。
自宅で開業
間借り営業だけでなく、自宅を改装して飲食店にすれば、初期投資だけでなく毎月の賃料も節約することが可能です。また、近隣の人がたびたび通ってくれるような店であれば、住宅地への出店であっても黒字化を目指すことも可能です。しかし、注意点としては、営業許可が取れるかどうかは居住地によって異なるため、自宅開業を検討する際は一度役所へ問い合わせてみるようにしましょう。
居抜き物件
居抜き物件とは前の店舗の設備や内装そのままで使用することが可能な物件のことです。飲食店の居抜き物件では設備・家具・内外装などを引き継ぐことにより工事費を大幅に抑えることが可能です。居抜き物件については以下で詳しく説明しています。
以上初期費用をおさえるためのさまざまな方法があることをご紹介しました。
◯会社概要
㈱店舗高値買取センター
住所:東京都新宿区西新宿1-4-11全研プラザSpaces 4階
•HP: https://t-kaitori.com/
•撤退希望者向け: https://t-kaitori.com/lp/
