郊外へ飲食店を移すときの費用と手続き

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飲食店を郊外へ移転させるメリット

店舗を郊外へ移転させるメリットは様々ありますが、以下の3つが主なメリットです。

①:固定費が抑えられる
②:人件費が抑えられる
③:集客力アップ

上記をそれぞれ説明していきます。

①:固定費が抑えられる

一つ目は、固定費が抑えられます。特に郊外は都心よりも坪単価が安く、場所にもよりますが、移転前の家賃の半分以下になることもあります。

固定費が抑えられることから、売上が落ちた場合の負担が抑えられるということにつながります。

②:人件費が抑えられる

二つ目は、人件費の削減です。郊外は都心に比べて最低賃金が低くなるため、わずかではありますが人件費の削減につながります。複数のスタッフを雇い、長期的に店を続けることを考えると、大きなコストダウンです。

また、地元の従業員を雇用することで親しみやすさが生まれ、お客様の増加および、サービスの強化が期待できます。

③:集客力アップ

三つ目のメリットは、集客力のアップです。感染症の流行後、テレワークが増え、地元での消費が増えている傾向にあります。

そのため都心へ出ることなく、地元にて飲食店を探している人も多いため、コストをかけず集客をできます。また、郊外型店舗は、競合店が少ないこともメリットの一つです。

またターゲット層も幅広くなり、オーソドックスなメニューで勝負できることもあり、コンセプトも決めやすくなります。物件契約時においても競合が少ないため、移転開業までの期間を短縮できる可能性も大いにあります。

郊外店によくあるロードサイド物件の物件については、以下で説明しているため、併せて読んでいただければと思います。

移転物件の探し方

実際に郊外への移転を考える場合の物件選びはどうすればよいかを説明します。まず、候補地域を限定せず、広範囲で物件を探します。

将来性のあるエリアかどうか、現在の開発状況はどうかなど、地域ごとに情報収集をするところからはじめましょう。

その他、地元へUターンで移転する場合、基本的な土地勘があり、地区ごとのニーズや治安、地域性に詳しいことは強みになるため、大きなメリットです。

その他、一見立地はよくないと思われる場所でも、土地勘があれば人が集まりやすいスポットなど、穴場物件を発見できる可能性があります。

しかしどのような場合においても、物件を決める前に実際に足を運びましょう。ネットや人から聞いた情報だけで物件を決めるのは危険です。

また現地調査では、観光客気分でリサーチするのではなく、地元の人しか行かないような場所や店を訪れるようにしましょう。このリサーチの時点で、現地の人に話しかけるなど、現地での人脈を築けるような積極性が必要です。

その他、すでに店のコンセプトが確立されており、移転後も引き継ぎたい場合、そのコンセプトから地域を絞り込んでいくのも良いです。食材やお酒の産地からコンセプトが決まっている場合は、地域選びの参考にしましょう。

また移転を機にコンセプトを一新させることも可能です。その他、好きな日本酒の酒蔵があるエリア、バイク乗りが集まるエリア、ドッグランの近くなど、条件を先に決めれば物件選びも楽になります。

店舗移転にかかる費用

店舗を移転する場合、閉店と開業を同時に考える必要があります。閉店する前の段階で、次の物件探しを行うのが基本です。営業中の店の契約が終わった後、新しい物件を契約できればベストです。

新店舗の開店準備もありますが、契約の時期が重なった場合、家賃を二重で支払う必要があります。移転にはある程度の資金が必要なため、更に二重の家賃となると大きな負担になってしまいます。

もし契約を急かされた場合には、事情を話し、契約時期を検討してもらえるよう交渉しましょう。

店舗の移転に伴い、店の店主自身の引っ越しを伴う場合も多いと思いますが、その際店舗を仲介してくれる不動産屋に住居も一緒に探してもらうとより手間が省けます。

店舗選びと同じように住居選びも重要ですので、妥協せず選びましょう。

行政関連手続き

移転時は、新店舗で営業を始める前に、飲食店営業の許可申請・営業届出の要否を移転先の管轄保健所へ確認してください。厚生労働省の食品衛生申請等システムでも申請・届出ができます。

税務の手続は事業形態と納税地によって異なり、個人事業者は個人事業の開廃業等届出書など、法人は異動届出書を確認します。

従業員を雇用している場合は、労働基準監督署への「労働保険 名称、所在地等変更届」、ハローワークへの「雇用保険事業主事業所各種変更届」、社会保険の適用事業所は日本年金機構への適用事業所名称/所在地変更(訂正)届が関係します。

提出先や期限は移転前後の管轄・事業形態で変わるため、旧店の解約日と新店の営業開始日を整理し、各公式窓口で確認してから進めましょう。

集客ができれば、郊外移転は魅力的です。時間をかけ、さまざまな角度から検討してください。

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