飲食店の閉店告知の書き方|店頭・SNS・予約客向けの例文

飲食店の閉店告知は、感謝の言葉に加えて「いつまで来店できるか」「予約はどうなるか」「どこへ問い合わせるか」が伝わる文章にします。丁寧な挨拶でも、日付や連絡先が曖昧だと、お客様は次の行動を決められません。この記事では、店頭の貼り紙、SNS投稿、予約済みのお客様への連絡を分けて、そのまま調整して使える例文を紹介します。

告知前に決める5項目

原稿を書き始める前に、次の情報を一つの確認メモにまとめてください。

  • 店舗名と対象店舗。複数店ある場合は支店名も記載する
  • 最終営業日と当日の営業時間、ラストオーダー
  • 最終日までの休業日やメニュー変更の有無
  • 新規予約を受ける日時の範囲と受付方法
  • 既存予約や閉店後の問い合わせ先、対応可能な時間帯

「今月末」「通常どおり」だけでは、後から投稿を見た人が判断できません。「[年]年[月]月[日]日」のように年月日を明記し、曜日を添えるなら日付と一致するか確認します。最終営業日と物件の引渡し日は別なので、お客様向けには来店できる最終日を中心に書きます。

店頭の貼り紙:最終営業日を大きく伝える

店頭では、通りかかった人が短時間で読める構成にします。見出し、最終営業日、感謝、問い合わせ先の順に置き、長い経緯説明は省きます。

【店頭掲示の例文】
閉店のお知らせ
いつも[店舗名]をご利用いただき、ありがとうございます。
当店は[年]年[月]月[日]日をもちまして営業を終了いたします。
最終日の営業時間は[開始時刻]〜[終了時刻]、ラストオーダーは[時刻]です。
これまでお寄せいただいたご厚情に、心より御礼申し上げます。
ご予約・お問い合わせ:[窓口]([対応時間])
[掲示日] [店舗名]

通常と異なる休業日があるなら、営業時間の下に追加します。小さな文字を詰め込まず、離れた場所から最終営業日を読めるか確認してください。貼り紙の写真をSNSにも使う場合は、画像だけでなく投稿本文にも日付を記載します。

SNS投稿:冒頭で閉店と日付を知らせる

SNSは冒頭だけ読まれることも想定し、閉店する店舗名と最終営業日を先に書きます。「大切なお知らせ」だけで始めるより、内容を具体的にすると読み手が判断しやすくなります。

【SNSの例文】
[店舗名]は[年]年[月]月[日]日を最終営業日として閉店いたします。
日頃よりご来店くださる皆様に、心より感謝申し上げます。
最終日までの営業予定:[営業時間・休業日]
ご予約について:[受付可能な日時・予約方法]
お問い合わせ:[窓口・対応時間]
営業予定に変更が生じた場合は、[公式案内ページ等]でお知らせします。

最後の一文は、その案内先を実際に更新できる場合に使用します。「必ずご案内できます」「全メニューをご用意します」など、対応を確約できない表現は入れません。移転先や後継店舗が未確定なら、期待を持たせる予告も控えます。

予約客への個別連絡:予約がどうなるかを最初に書く

予約済みのお客様には、公開投稿を見てもらうだけでなく、予約内容に応じた案内を用意します。予定どおり提供できる予約と、提供できなくなる予約では文面を分けてください。

【予約どおり来店できる場合】
[お客様名]様
[店舗名]です。[予約日時・人数]のご予約についてご連絡いたします。
当店は[最終営業日]に閉店いたしますが、お客様のご予約は予定どおり承っております。
[変更がある場合のみ、確認済みの変更内容]
ご不明な点は[窓口]へお問い合わせください。

【予約を提供できない場合】
[お客様名]様
[店舗名]です。[予約日時・人数]のご予約について、閉店に伴いご案内ができなくなりました。ご予定をいただいていたところ、誠に申し訳ございません。
今後の対応について[確認済みの対応内容、または担当者から案内する日時]をご案内いたします。
お問い合わせ先:[窓口・対応時間]

前払い、ポイント、予約の取消操作が関係する場合は、予約条件とサービス側の手順を確認してから案内します。返金日や方法が未確定なのに「自動で返金されます」と書かないことが大切です。送信済みと対応完了を分け、連絡日時、返答、未解決事項を担当者が確認できる形で残します。顧客名や予約内容を公開投稿に載せないでください。

閉店理由は詳しく書くべき?

お客様が来店や予約について判断できることを優先し、理由は公表できる事実に限って簡潔にまとめます。理由を掲載しない構成でも、閉店日と必要な案内は伝えられます。貸主や取引先との交渉経緯、従業員の個人事情、未確定の売却条件は告知文に混ぜず、感謝と営業案内に焦点を当てましょう。

公開前は3つの文面を読み比べる

店頭・SNS・個別連絡で、日付、営業時間、問い合わせ先が一致しているかを確認します。関係者への説明と公表の順序を決め、スタッフが同じ案内をできるよう原稿を共有してください。変更が出た際は、古い案内が残っていないかも見直します。

公開後の掲載情報の更新は「閉店後の地図・予約サイト・SNS更新」、事業者向けの連絡は「飲食店閉店時の取引先連絡」で整理しています。
閉店後の地図・予約サイト・SNS更新
飲食店閉店時の取引先連絡

告知の準備と並行して、退去や居抜き売却の進め方も整理したい方は、店舗高値買取センターの相談窓口をご利用ください。
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