
飲食店の物件選びで確かめたいこと
物件は、契約して内装や設備にお金をかけると、簡単には変えられません。駅からの距離や家賃だけで決めず、来てほしいお客様、営業方法、費用が合うかを確かめましょう。
希望する条件を先に伝える
物件を紹介してもらう際は、業態、希望エリア、広さ、家賃、必要な設備を具体的に伝えます。条件に優先順位があると、候補が出たときに判断しやすくなります。
物件サイトだけでなく、出店したい地域の不動産会社にも相談しましょう。紹介された物件を確かめる時間と、必要な資金の準備も進めておきます。
昼と夜、実際に街を歩く
人通りの数だけでなく、どんな人が通るか、周りの店をいつ利用しているかを見ます。昼と夜、平日と休日では様子が違う場合があります。
周辺店の客層、価格帯、メニューも確かめてください。予定する業態で来店を見込めるか、近くの店とどう違いを出せるかを考えます。
業態と場所が合うかを見る
通りがかりの短時間の利用を想定する店と、予約してゆっくり過ごす店では、必要な立地条件が変わります。
「人が多いからよい」と決めず、来てほしい人が利用しやすい場所かを確認しましょう。入口や看板の見つけやすさも大切です。
家賃を払った後に資金が残るか
家賃比率やFLR比率は参考になりますが、店の適正な水準は、客単価、席数、回転数、営業日数、人員によって変わります。
例えば家賃30万円なら、「客単価×席数×回転数×営業日数」で月商を試算します。食材費、人件費、共益費、光熱費、借入返済なども引いて、資金が残るかを確かめてください。
日本政策金融公庫の創業計画書セルフチェックも、売上や経費の根拠と、返済できる収支計画かを確認項目にしています。
売上が低い場合も計算する
開業直後から理想どおりに売れるとは限りません。売上が少ない時期にも、家賃などの支払いを続けられるか確認します。
2店舗目以降でも、前の店の実績をそのまま当てはめないようにしましょう。現地の様子と数字の両方を見て、契約するかを決めてください。
