飲食店を閉めるときのBGM契約|連絡先と返す機器を確認する
店内BGMを止めるときは、音を消すだけでなく、利用しているサービスと契約先を確認しましょう。配信サービスの終了、借りている機器の返却、音楽利用の許諾に関する手続きは、自店の契約に合わせて整理します。
すべての店が、配信会社とJASRACの両方へ解約を申し込むわけではありません。まず、誰と何を契約しているかを確かめることが先です。
請求書と機器から、契約先を確認する
契約書や請求書、申込時のメールを見て、サービス名、契約者名、対象店舗、契約番号を確認します。本部が契約している場合は、店舗だけで解約を進めず担当者へ連絡してください。
機器は、店で買った物と、サービス会社から借りている物に分けます。プレーヤー、受信機、スピーカーなどを、見た目だけで店の所有物と判断しないようにしましょう。
- サービスの契約先と連絡窓口
- 音楽利用の許諾手続きを誰がしているか
- 借りている機器と付属品
- 最後にBGMを使う日
- 店舗を明け渡す予定日
サービス側で手続きしている場合と、直接契約を分ける
JASRACの公式FAQでは、同協会の音源提供事業者一覧にある事業者のBGMサービスを利用する場合、店舗側でJASRACへ別途手続きする必要はないと案内されています。どの配信サービスでも同じとは考えず、自店が利用するサービスと契約内容を確認してください。
サービス会社には「この契約に、音楽利用の許諾手続きは含まれていますか。閉店時に当店から別途連絡する先はありますか」と聞くと、必要な連絡先を分けやすくなります。
JASRACと直接BGM利用の契約をしている場合は、同協会の利用終了時の公式FAQを確認します。WEBの申請窓口または担当支部への問い合わせが案内されています。
終了日・費用・返却を、一度に確認する
配信サービスの契約先には、次の項目をまとめて確認しましょう。
- 解約の申込方法と、いつまでに連絡するか
- サービスを使えなくなる日と、料金の計算が終わる日
- 最終請求、違約金、返金の有無
- 返す機器、付属品、返却先と期限
- 機器の取り外しや訪問回収が必要か
閉店日と料金の終了日が同じとは限りません。日割りや返金があると決めつけず、回答を確認日と担当者名とともに残します。
通信回線を使うBGMなら、最終利用日と機器の作業日を回線停止の予定と照合してください。閉店時の電話・ネット回線の解約も参考になります。
居抜きで機器を残す場合も、契約は別に確認する
次の店がスピーカーなどを使いたい場合は、その機器を残せるか、誰の所有物かを確認します。機器を置いていくことと、サービス契約を引き継げることは同じではありません。
契約名義の変更や新規契約が必要かは、サービス会社へ確認してください。契約の扱いが分からないまま、次の利用者へログイン情報を渡さないようにします。
最後に、受付メール、終了日の回答、機器の返却記録を一か所へまとめます。申込み済みと、終了・返却を確認できたものを分けると、退去後の確認がしやすくなります。
参考:JASRAC「店舗・施設でBGMを流す場合の手続き」FAQ。契約の期限・費用・引継ぎ条件はサービスごとに異なるため、各契約先へ確認してください。
