閉店時、フライヤーに残った油はどうする?最終回収と機器搬出を分ける

フライヤーを売却・返却する予定でも、中に残る使用済みの油まで、機器の引取先が回収するとは限りません。閉店が決まったら、油の回収と機器の搬出を別々に確認しましょう。

まず相談するのは、普段の廃食用油の回収先です。「最後に油を使う日」「最終回収日」「フライヤーを動かす日」を伝え、油が残ったまま搬出当日を迎えないよう段取りを合わせます。

家庭向けの油回収へ、そのまま持ち込まない

たとえば葛飾区の家庭向け廃食用油回収の案内では、飲食店など事業者から出る油は回収できないと明記されています。

家庭向けの回収場所や家庭ごみの出し方を、店の油にも使えるとは判断しないでください。現在の回収先がない場合は、店舗所在地の自治体の事業系廃棄物・産業廃棄物の担当窓口に、油の種類と量を伝えて確認します。

最終回収の依頼では、容器と残る量も伝える

回収先には、閉店日だけでなく、普段と違う点を知らせます。回収後も揚げ物の営業を続ける予定なら、追加の油が出ることも伝えてください。

連絡は、次の文例を自店の状況に置き換えて使えます。

「閉店に伴う最後の廃食用油回収について相談です。最後に油を使う予定日は[日付]、フライヤーの搬出予定日は[日付]です。現在は[容器・おおよその量]があり、営業終了までに追加で出る見込みです。最終回収の候補日、回収できる状態、容器の扱い、費用と必要書類を教えてください。」

量が分からなければ、推測した数字を確定値として伝えず、容器の数など分かる範囲を知らせます。借りている回収容器があれば、返す日と空容器の回収も確認してください。

機器の引取先と、油を扱う担当をそろえる

機器の引取先にも、油の回収を誰が手配するか、引渡し時にどのような状態が必要かを確認します。油抜きや清掃を含むのか、別の手配が必要なのかは、依頼内容によって異なります。

油抜き・移し替え・機器の取り外しは、その場の自己流で進めず、機器の取扱説明書と回収・搬出担当者の案内を確認してください。この記事では具体的な作業手順は扱いません。

回収日が搬出日に間に合わないときは、油を残したまま渡すと約束せず、両方の担当者に日程と対応を相談します。排水設備の清掃まで同じ作業に含まれると考えず、グリストラップ等の作業範囲も別に確かめましょう。

回収後は、容器と書類を確認して終える

油の回収が終わったら、残っている容器や油がないか、借りた容器を返したかを確認します。回収日、回収先、受け取った書類、最終請求の予定をまとめて保管してください。

必要な契約書類や処理の記録は、回収方法によって確認が必要です。無料で回収される場合も、書類が不要とは決めつけず、回収先や自治体の担当窓口へ確認しましょう。

閉店日の連絡だけで契約や最終精算まで完了したと考えず、閉店時に取引先へ伝えることも参考に、受付済みの事項と未確認の事項を分けて残してください。

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