閉店前のボトルキープ|お客様への案内を決める前の確認メモ
ボトルキープがある店を閉めるときは、閉店日を知らせるだけでなく、残っているボトルと受付時の案内を確認しましょう。「閉店までに飲み切ってもらう」と一律に決めず、何を約束していたか、まだ何を確認できていないかを整理することが先です。
ボトルキープは、店がサービスとして受け付けたものです。お客様が置き忘れた品物とは分けて扱います。この記事では、返金や持ち帰りの可否を決めるのではなく、対応を検討するための確認メモの作り方を紹介します。
現物と受付記録を、一つずつ照合する
棚にあるボトルと、キープ札、台帳、受付時の記録を照合します。店の商品在庫や従業員の私物とは分け、対応が決まる前に閉店処分の対象へ混ぜないようにしてください。
メモには、次の項目を設けます。
- ボトルを識別する番号と銘柄
- 対応する受付記録の有無
- 保管期限など、受付時に案内した内容
- お客様への案内状況と、受けた質問
- 確認する担当者と次の対応予定日
台帳が見つからない、同じ名前の札があるなど、照合できない物は「確認中」に分けます。分からない期限や約束を、記憶だけで確定させないことが大切です。
店頭の案内と、個別に伝えた内容を確認する
保管期限や閉店時の扱いについて、メニュー、店頭掲示、受付票、過去の連絡に記載がないか確認します。担当した従業員にも、個別に違う案内をしていなかったか聞いてください。
記載がある場合も、それだけで個別の返金や処分の扱いが決まるとは判断せず、事実をそろえるための資料として残します。店側の記録とお客様の認識が違うときは、双方の内容を分けて書きます。
決まったことと、確認中のことを分けて案内する
閉店日と連絡窓口が決まったら、まずその情報を伝えます。対応がまだ決まっていないことまで、その場で約束しないようにしましょう。
「当店は[日付]で営業を終了する予定です。ボトルキープをご利用のお客様は、[連絡先・受付時間]までご連絡ください。ボトルの状況と、受付時のご案内を確認のうえ、個別にご説明します。」
この文例は、全員に同じ対応を約束するためのものではありません。実際に連絡を受けられる窓口と、店の状況に合わせて使ってください。
返金、持ち帰り、他店への引継ぎ、処分の可否は、この記事から判断しないでください。受付時の条件や具体的な事情を整理し、必要に応じて弁護士などに確認します。酒類の販売・提供の扱いに疑問がある場合も、自己判断で対応を始めず、国税庁の酒税やお酒の免許についての相談窓口で、地域の相談先を確認してください。
最終営業日の前に、未対応の分を確認する
案内済みでも返事がないもの、記録が合わないもの、対応を確認しているものを分けます。店を空ける前に、誰が続きの連絡を受け、どこで記録を確認できるか決めておきましょう。
ボトル札やお客様の名前・連絡先をSNSに載せて呼びかける方法は避けてください。店内の一覧も、対応する担当者だけが確認できるようにします。
閉店告知全体の進め方は飲食店の閉店をお知らせする方法で確認できます。
本記事は確認事項の整理であり、個別の契約や酒類の取扱いについての法的判断ではありません。
